Tournament article

三井住友VISA太平洋マスターズ 2024

5年連続トップ10の堀川が木下に脱帽。同スコアで共に2位発進に

三島寮で過ごした日本大学での4年間は部の練習コースとして「1年に何十回も回らせていただいた」という御殿場。
ここ5年は、4位(2019年)、9位(20年)、8位(21年)、6位(22年)、9位(23年)とトップ10を続ける。

堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)にとっては、上空を回る初日の風も「基本の風が南で、そこから東が入っていってという形。大きな角度はなく、ジャッジを迷うような風ではなかった」と、わけはない。




「僕がプロになって出始めた時(2015年)からもっとも速い」という御殿場の高速グリーンも、「僕には速いグリーン対策があるので。いくら速くなっても、速さを感じさせない練習法を持っている」と自信を見せ、「どんどん速くしてもらってありがたい、という感じ。きょうはほとんどラフから打った記憶もなく、ピンチらしいピンチもなかった」と、ボギーなしの「65」で回ってきた。

堀川が運営する動画チャンネルでレギュラー的存在の木下稜介(きのした・りょうすけ)の昨今の活躍には、感化されどおしだ。

「ドライバーもアイアンも、すべていまピタリと来ている」と、先月の「日本オープン」で今平周吾(いまひら・しゅうご)と死闘を繰り広げて2位に。

「優勝すれば、ランキングトップ(現在3位)になると思うし、賞金王もかなり具体的に意識して、なりたい、よりなる、という気持ちで挑んでいる姿勢に刺激を受けています」と感心しきりで語るが、一方で懸念も。

月曜日に深刻な股関節痛を発症した木下は、開幕前日のプロアマ戦もハーフでやむなくキャンセルしており「心配していたけど、スコアは全く心配なかった」と、この日初日は自身と並ぶ5アンダーの2位タイ発進にもただただ、脱帽していた。

関連記事