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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2024

石川遼が2日連続のピンマイクで単独首位浮上「※印で出さなくちゃ」(語録解説付けました)

実行委員長が大役をやりきって、大会を折り返した。
石川遼が2日目を8アンダーの「64」で回り、通算14アンダーの単独トップでターンした。



この日はインから出てすぐ10番で、5メートルのチャンスを決めると、今度はアプローチを1.5メートルに寄せる連続バーディを奪った。
13番のイーグルは、2打目がカップイン。
110ヤードの2打目は、しかし「手を離したミスショット」と、明かした。

「左手前のピンに対して、左奥のグリーン外に落ちたのがバックスピンと傾斜で入った。恥ずかしい…」と、照れていた。

中盤でいくつか迎えたピンチを耐え忍び、さらに後半アウトは、4番から目も覚める4連続バーディで沸かせると、前後半で32を並べて、ボギーなしで回り切ったが、「納得したショットは2回ぐらい」。
それでも、これだけ見事なスコアカードを構築できる。

「ゴルフは、スイングだけ成り立っているわけではない。でも、スイングが良くなることで、よいスコアで回る確率を上げていくことはできる。今まで自分が積み重ねてきたことを、どれだけ信じられるか」。

その結晶を、随所で見せた。

先週の「全米オープン」では「延々と長いクラブでセカンドを打っていく感じでした」と、タフなセッティングにてこずり予選敗退した。
でも「それがプラスの経験として生きている」。

過去にも、アメリカから帰ってすぐ優勝したのは2014年の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」や2015年の「ANAオープン」など。
打たれたままでは終わらせない。

自身初の実行委員長に就任した4回目の選手会主催試合で、自らゲームをけん引する。

ツアー初の試みも、2日連続で完璧にやりとげた。

この日も後半9ホールで襟元にピンマイクを装着してプレーし、「家族でも聞いたことがないラウンド中の会話」を惜しげもなく披露。
10年来という佐藤キャディと構築してきた“専門用語”には、ファンも興味津々で、本人も「※(こめじるし)で僕の言ってること出さなくちゃいけなかったですね」と、話していたのでこちらでちょこっと注釈します↓↓

<石川遼&佐藤キャディ語録>
・まろった=カップをなめた
・うすし=ショットのあたりが薄かった
・ひえあげ=冷えて気温が下がってきて中でのアゲンスト風
・オリジナル=持ち球のドローボール
・アプローチの1、2、3
1=一番低いランニングアプローチ
2=中ぐらい
3=ロブショット
・パターの1、2、3
1=1フィートオーバー
2=2フィートオーバー
3=3フィートオーバー


    佐藤キャディもお疲れさまでした!


    佐藤キャディは「マイクをつけられたことによって、言葉を選び、内容を選び、だんだん口数が減った」と言ったが、それでも十分すぎるくらい。
    石川は、「僕のいいときも悪い時も知っている。僕の飛距離もすべてわかってくれている佐藤さんとだからこそ、やる意味があったかな…」と、無二の相棒に感謝。

    「今後も選手みんなで話し合い、いい形でゴルフ観戦を面白くしていけたらいいのにな」。
    ピンマイクをつけてのプレーは予選ラウンドでいったん終了だが自ら発案し、自ら実験台になることで、今後の施策に手ごたえをつかんだ。

    音声プレーでファンを楽しませたら、締めは地元高校生をおもてなしだ。

    メディアセンターで「ようこそ」と、出迎えたのは栃木県立黒磯高校(那須塩原市)のみんな。


      ようこそ!


      選手会の発案で、大会2日目に実施した「スペシャルメディア」は、出場選手の取材などを通してゴルフの楽しさを知ってもらう体験イベントで、参加10人全員から一問一答を受け付け、好きな肉の部位は「ヒレ。カルビは1枚くらしか食えない。おなか一杯になっちゃう…」などと、和気あいあい。
      「このウェア?かっこいい?ありがとう~」と、女子高生からほめられ、ご満悦。

      引率の伊藤辰徳先生から「もし高校生に戻れるとしたら何がしたい?」と尋ねられるとうぅ~んと熟考。
      「戻っても、勉強しないと思うしな~」と言ってみんなを笑わせ、「昔はゴルフをやってる友達が少なかったけど、今は多様性の時代。好きなことを自信を持って堂々とやること」と、説いた。

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