Tournament article

BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2024

地元中学生が運営のお手伝い。土曜日も宍戸は子どもたちの笑顔でいっぱいです

決勝ラウンドに入った宍戸は朝から大勢のギャラリーで、超満員。

…ご来場いただきましたみなさま、ほんとうにありがとうございます。 


また土曜日からこどもたちの姿もひときわ増えた。

お隣の東コースでは、ゴルフの初心者用具のスナッグゴルフで、全国大会の切符を競う、地元茨城県大会が開催。
プロに負けない真剣勝負が繰り広げられる。


そして本戦の1番ティでは、地元の中学生が運営のお手伝い。



1番ティ付近で、大観衆に紛れて選手のショット時に静寂をお願いする“お静かにボード”を掲げたり、スタートテントでプロにスコアカードやティペグを手渡したり。


さて、どこでお静かにボードあげているでしょーか!


合間には選手が帽子にサインや、オリジナルのグッズをプレゼントしてくれたり、緊張の中にも、和やかなふれあいがあり、みんな「楽しかった」と、プロの試合を満喫していた。


遼プロからサインもらっちゃいました!
歴代覇者・市原選手はオリジナルバッジとサインボールをプレゼント。じゃんけんで獲りっこしました


お手伝いしてくれた10人のうち。9人は地元笠間市の小中一貫校「みなみ学園」のゴルフ部のみなさんだったが、友部第二中学2年の浅野友花さんは、同校からただ一人の参加者だった。


浅野さんは、かつてスナッグゴルフの強豪、北川根小学校に所属し、一昨年の茨城県予選で団体・個人ともに優勝した逸材だったが、進学した友部第二中には残念ながらゴルフ部がなかった。

それでも「本ゴルフに転向したい」と熱望した浅野さんは、みなみ学園のゴルフ部に入部。

放課後の部活動で、一緒に練習を重ねており、この日も同学園のゴルフ部員としての参加となった。


JGTO主催の本大会では毎年、日曜日の1番ティで、土曜日の茨城県予選に出場したスナッグキッズが選手と手をつないで行進するのが恒例で、2年前に浅野さんは、最終日を首位で出た地元笠間の星野陸也(ほしの・りくや)と歩いたそうだ。


2年前。星野のすぐ前列、右から3番目が小6時代の浅野さんです。懐かしい~


残念ながら、今年は再会できなかったが、病気療養中だった星野が無事回復し、ちょうどこの日8日に「全米オープン」に向けて出発することも知っており、浅野さんも「本当に良かった」と星野の病気平癒に安堵し、次週メジャーへのエールを送ってくれた。


中学生のみなさんによる運営のお手伝いはこの日8日と、最終日の9日にも行われる。


またこの日8日から、会場隣の東コースで「かさまスポーツ&フードフェス」が開幕。
ここでも子どもたちでにぎわっている。※かさまスポーツ&フードフェス詳細はこちらから! きょうは19時半から花火もあがりますよ!


特別協賛の森ビルゴルフリゾートでは2003年の開催当初から、地元で続いてきた伝統の夏祭りを大会に誘致するなど、地道な取り組みを続けてくださり 先月には地元茨城県笠間市と「ゴルフによるまちづくり」に関する基本協定も締結されたばかりだ。

その一環で、今年は期間中に地元小学生を600人も招待し、校外学習を実施しており、今年の宍戸も子どもたちの笑顔が見えない日はない。

地元笠間では、星野のほかに、米女子ツアーで活躍する畑岡奈紗選手ら強豪を次々と誕生しており、大会を通じた日々地道な取り組みが、あちこちで花開いている。


※きょうの放送はNHK総合&BS103chで13:50~16:00の予定です

関連記事