竹安が転戦中は、実家の青森で過ごすご家族が、夫の初Vを見届けに駆け付ける際の約束事は、首位と3打差以内。
今回は米のマクグリービーと9差もあり、「さすがに、現実的ではない。順位は良くても、さすがに離れすぎている。来て欲しいですが、遠いし、直行便もないし、来ないんじゃないかな」。
2人の愛息に、一目でも会いたい子煩悩は、分かっていても未練が少し。
「来てくれたら最高ですけど。さすがに自分から来てくれとは言えない」と、期待はなんとか胸の奥にしまった。
通算11アンダーは、ホールアウト時では大学先輩の松山英樹と同スコア。
「1個先輩なんですけど。めっちゃ声をかけてくれる。優しい人です」。
竹安がパットに悩んでいることもちゃんと知ってくれていて、今週も「最近、どうなの?」と、尋ねてくれたという。
「偉大な先輩なのに、しゃべりかけてくれるので嬉しい」と喜ぶが「緊張しすぎて自分がなんと答えたか、覚えていない…」。
ラウンドの機会は大学時代の合宿時と、昨年の今大会での練習ラウンド時。
でも、「試合モードの松山さんとは回ったことがない。その雰囲気だけでも味わえたら嬉しい」。
最終日の同組をひそかに願っていたが、松山の後半の3バーディで、前後に離れてしまった。
「明日も5アンダーを目標にしたら、上にいけると思います」。
最終日こそ上位を賑わし、大先輩の気を引く。