ウッズや、ケプカら歴代覇者に加えて、過去の出場選手リストもしっかりチェック。
「本当にすごい人たちがたくさん来ている」。
ビッグネームたちの名前に29歳も燃えないわけがない。
4日間でボギーは初日の17番だけ。
1995年の尾崎将司と、2004年のウッズと、2010年の池田勇太の4日間3ボギーをしのぐ1ボギーの安定感には松山も降参したが、世界ランク107位のマクグリービーにとっては、同ランク7位でメジャー覇者(21年マスターズ)の松山の存在こそ憧れだ。
決勝ラウンドでの同組を、「夢がかなった」と表現し、「世界でも間違いなくベストプレーヤー。2日も一緒に回れたことに感謝をしたいですし、ヒデキと回って勝てたことは財産になる」と、本当に嬉しそうだった。
県知事賞のV副賞「宮崎牛一頭分」は、優勝した海外招待選手が必ず喜びを口にする。
マクグリービーも例外ではなく、その評判は今ではすっかり海を越え、それを目当てに日本に来る選手もいるほどだ。
そしてそのたびに、温かく迎えてくださる地元宮崎の人々。
「また来年以降もここに戻ってきてプレーするのが本当に楽しみ」(マクグリービー)。
今年から、大会の名誉トーナメントアドバイザーに就任し、期間中もさまざまな行事で忙しかった
青木功は、3日目土曜日の懇親会のスピーチで、「長いプロゴルフ人生、この大会での優勝がないことが心残り」と、恨めしそうだった。