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ディライトワークス JGTO ファイナル 2024

カッピーこと河野祐輝が馴染み始めたクロスハンドを武器に首位タイスタート!

2018年の思い出が蘇る。Novil FINALABEMAツアー3勝目をこの地で飾った河野祐輝が、8バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフを披露した。

「今日はパッティングがよく決まってくれました。距離が長い2ホールでバーディが獲れたり、よくわからない1日でしたね(笑)」。

 

今シーズンはレギュラーツアーのJAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品で、最後の最後で優勝を逃したものの「河野祐輝」の名を全国に広めた。

2008年にツアープロデビューし、レギュラーツアーでの優勝は無いものの、ABEMAツアーでは3勝を挙げている。気が付けばベテランと呼ばれる年代に差し掛かってきたが、それだけに、JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品での優勝争いは、改めて自分にできる戦い方を示してくれた。

 

ただ、最近はパッティングの悩みが深かったことから、データを計測して、自身初となるクロスハンドグリップを取り入れた。

「プロになって初めてです。かなり闇が深かったので。計測したらフェースが被ってしまう傾向があって。それでクロスハンドにしてみようかと。慣れないので、距離感とかがまだ難しいんですが、それが段々と慣れてきたのかなと」。

 

最終戦という緊張感はもちろんあるが、河野的にはそこは意識せずにスコアを淡々と積み重ねることに集中したいと言う。周りのプレーを気にすることなく、ひたすら自分のゴルフを向き合う。それこそが今の自分に必要なことだと気づいた河野が再びこの地で2018年以来の優勝を狙う。

 



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