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ディライトワークス JGTO ファイナル 2024

ボギーフリーからの解放!?河野祐輝が2打差の2位から狙う逆転V!

この日の最終ホールとなった18番パー5で、第1ラウンドを含めて初めてのボギーを打ってしまった河野祐輝。ただ、スコア的には4アンダー66をマークし、通算12アンダーまで伸ばした。首位とは2ストローク差の2位は逆転を狙う絶好のポジションだ。

 

最終ホールでのボギーに気持ち的に落ちているかと思いきや、むしろ表情は明るかった。

「何気にボギーフリーだと思って緊張していたんです」。

やはりプロでも「いつかボギーがくるんじゃないか?」と不安になるようで、無駄と言っては言葉が悪いが、余計なプレッシャーを感じながらプレーしていたよう。ただ、その呪縛からも解放されたことで、上がりボギーという普段なら気持ちが落ちる状況でも、そこまで気落ちせずに済んだ。

 

今週の河野は苦しい場面も多いが、そこをパッティングで上手くしのげている。2018年にこのコースで優勝を飾っているだけに、イメージが良いのはもちろんだが、コースとの相性の良さの要因はグリーンにあると言う。

「このコースに合っているか合っていないかはグリーンだと思います。読めているか、読めていないか。結構、小さい傾斜があってラインが読みづらいので、そこが自分は上手く読めているんだと思います」。

 

パッティングが決まると、当然ながらプレー全体のリズムが良くなる。河野もここまで苦しいシーズンをおくっているが、今週に限っては気持ちくプレーしているように見える。その要因は間違いなくパッティングが生み出すリズムの良さだ。

 

最終18番ホールで1.5メートルのパットを外してボギーフリーが途絶えたのはご愛嬌だが、今週は平均的にパッティングが安定していることは間違いない。

また、河野曰く、このコースは14本のクラブをまんべんなく使わされるとのこと。それが理由でショットのリズムを作りにくいとも言う。

「ロングゲームだったり、ショートアイアンだったり、色んなライから色んなクラブを使わなきゃいけないんで、ショットのリズムが出にくい難しさはありますね」。

そういう意味で取手国際ゴルフ倶楽部は、河野が持ち味を遺憾なく発揮できるコースだと言える。

明日の最終日は優勝を意識する位置での難しいプレーが強いられるが、そんな状況でも目指すのは自分のプレーを100パーセントやるだけだ。自分らしいプレーがやり切れた先に、2018年以来の優勝が待っている。



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