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横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~ 2024

野仲茂「ちょっとメンツがたちました」所属コースで65

若い選手に紛れて好発進したのは“横浜の顔”といってもいいベテラン選手。

53歳の野仲茂(のなか・しげる)が7バーディ、1ボギーの「65」を記録し、6アンダーの3位タイにつけた。



横浜商科大付属高校を卒業してすぐ18歳で、家から15分のここ、横浜カントリークラブに研修生で入って早35年。

「きょうはもう応援が良かった」と30人余の応援団を引き連れ、「メンバーさんなり家族なりの後押しがあって、ショットにつられてパットも入った。大満足です」と、感謝した。


ホームコースで「恥をかかないように」と抑止が効いたのは、息子の存在もある。

高校3年のテニス部引退から、ゴルフに転向した慶応大1年の勇羽(ゆう)さんの初キャディに合わせて、好スコアを献上。

「ちょっとメンツが立ちましたね」と、嬉しそうな父親の顔。


同伴にも恵まれた。

アマチュアの中部隆さんと藤田寛之は同い年で、野仲はそのひとつ下。
「平均年齢いちばん高いね」と談笑しながら、和気あいあいと回ってこられた。



午後からコースに出るころには、午前組のトップが8アンダーまで伸ばしていたが、「出ますね、今の若い子だったら」と、特に驚くでもなく普段どおりのマネジメントで若手に2打差で詰め寄った。


1992年にプロ転向し、2001年に初シードを獲り、2010年の「関西オープン」で1勝をあげたが、2014年に3度目のシード陥落を喫して以降は、レギュラー復活はできていない。


現在はシニアツアーを主戦場に、所属コースで昨年から発足した本大会は、第1回でも主催者推薦をいただいたが予選敗退。

「去年打っちゃったので、なんとか4日間やりたいかな。シニアは体力がないので、貯金を使い果たさないように。明日は予選落ちしないように頑張ります」。
息子を決勝ラウンドに連れていく。

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