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ファイナルQT下関ゴールデンゴルフクラブ 2024

トップ通過よりも価値がある4日間!鳥海颯汰が自信を深めてオフをむかえる

一時はトップを走る海老根文博に1打差に肉薄した。ただ、最後は力尽きる形で引き離された鳥海颯汰。この日は4バーディ、2ボギーの70。ボギーフリーにこだわっていた鳥海にとって痛かったのは出だしの2番ホールでボギーが先行したことだ。

 

「いやぁ、海老根さんは本当にうまかったです。自分の方はショットが曲がったり、ミスもあったので伸ばしきれなかったんですけど、それでも去年よりは良い順位で上がれたのは評価できるかなと思っています」。

 

今シーズンはレギュラーツアーとABEMAツアーの両方に出場したものの、予選落ちが多く不甲斐なさを感じていた。ただ、その原因は鳥海の中で消化できている。

「今週は4日間でボギーが4つ。目標としていたノーボギーはできませんでしたが、1日1つのボギーと考えればまずまずかなと。男子ツアーに限らず、女子ツアーでもやっぱり勝ち切れ人ってボギーが少なくて、そこが自分との大きな差だと感じていました。その点で、今週は勝つことはできませんでしたが、ある程度は満足できるゴルフができたんじゃないかなと思っています」。

 

この負けを、そして今年の経験を活かさなければ意味がないと鳥海は振り返る。もちろん負けてよかったわけではないだろうが、トップじゃなかったからこそ課題が明確になり、オフに取り組むべきことが見えたことは大きな収穫と言える。

来年こそ『優勝』の2文字を掲げるために、飛躍のためのオフはすでに始まっている。


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