2差の単独トップから出た最終日はスタートから韓国勢が激しく追い上げた。
何度も並ばれたが、幾度もかわし、首位は一度も譲らなかった。
右端のピンを大胆に狙った11番では右奥約2メートルを沈めて再び単独首位を奪った。
13番からきわどいパーパットをしのぎ続けて17番では現地SBS放送の実況席も沸かせるバーディトライ。
わずかに実らず、前組の張裕彬(チャン ユビン)に最後パー5で再び並ばれたが、小木曽もティショットをフェアウェイに置き、2打目を手前の花道まで運び、寄せて確信のガッツポーズを作ると、タップインのバーディ返し。
1差の通算14アンダーで逃げ切り、両腕を空に突き上げ仲間の祝福シャワーで大量の水浴びした。
日韓共同主管の生中継は、終始英語の実況だったが、「スゴイオギソサン!」。
最後の瞬間だけ日本語で日本勢の快挙を伝えてくれた。