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宇部興産オープン 1999

4打差2位の細川和彦

 細川和彦は6番、377ヤードのミドルホールでワンオンしてバーディを奪うなど、7 バーディを奪い、首位に3打差の通算13アンダーまでスコアを伸ばして迎えた最終18 番でワンピン距離のパーパットをはずしてボギーフィニッシュ。
 「痛い、納得いかない」と浮かぬ顔だった。
 首位の崔京周(チェキョンジュ)と4打差で最終日を迎える。
「明日は、20(アンダー)かな。20くらい出さないと、追いつけないと思う。ここのコースは、毎日8アンダーくらいは出るでしょう(3日目ベストスコア:9アンダー、 64のブラント・ジョーブ)。天気次第だけど、とにかく前半のアウトで3つ4つは伸ばしておくイメージでないと、後半が苦しいだろうね。
 チェさんはどういう選手か、具体的にわからないけど、パットがものすごくうまいって聞いている。きのうなんか20パットだったって。手堅く運んで、パットで沈めるっていう選手なんだろうね。僕と正反対だからいやだね、やりづらいよ。こっちは飛距離で焦らすしかないかな。
 最近ずっと最終日・最終組でまわったりして、少し疲れが出てるかな。右肩が痛いよ。先週も最終組(優勝者の尾崎直道と同組、4位)でまわったりしてて、自分でもよくがんばってると思うよ。でも、いくら上位に入ろうが、勝たないと意味がない。 とにかく、勝ちたいね。痛みも、勝てば直るような気がするし(笑)。
 一昨年の新潟オープン以来、なかなか勝てないんだけど…昨年は、自分の実力がまだそこまで行ってないのに、勝ちたいという気合が入りすぎてカラ回りしていた気がするね。
 だから明日は、常に1打1打を確実に考えていきたい」。

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