Tournament article
全日空オープン 1999
デイフェンディングチャンピオン・深堀圭一郎は3位タイ
これまで、ラフの厳しいタフなコースで、ロングアイアンで球を高く上げ、グリーンで止めなくちゃいけない場面で、そのロングアイアンがうまく使いこなせないのが悩みでした。でもこの夏、マル(丸山茂樹)と一緒にキャンプを張ったカナダのゴルフショップで、いいクリークを見つけてそれを8月の久光製薬KBCトーナメントから使うようになったら、悩みが解消されました。厳しいラフにも、芝の薄いライにもこれで対応できるんです。
クリークってアマチュアっぽいイメージがあると思うんですけど、実用性には変えられません。このクリークには非常に感謝しているんです。
それと、3番ウッドも新しいのに変えたのも、大きいかな。ウッドは、球があがるタイプのものは飛距離が出ない、というのが普通なんですが、この3番ウッドは球が上がるし、飛距離も出る。逆に10ヤードは軽く伸びたくらい。当たると290ヤードくらい出ることもあるんですよ。
いままでは、250ヤードの距離を一生懸命打たないといけなかったのが、楽に打てるようになって、そのおかげで最近、試合で必ずイーグルが出るようになったんです。
仲間うちで体のことも気をつけるようになり、トレーニングや栄養剤を積極的にとって体作り励んでいます。30歳越したら疲れも取れにくくなりますしね。半年、1 年後を見越してのトレーニング。きのうも、マル、筋肉痛だっていうから、一緒にプールで体をほぐしたんです。そうやっていろいろやってるんですよ。
おかげで体重は4キロ増。きのう(初日)のドライビングディスタンスで7位(299 ヤード)に入って、ジャンボさんには「おまえが7位か?!」って言われましたけど(笑)。
この大会は昨年勝っていますが、会場でファンの方が(大会の)パンフレットを持って、ぼくが載ってるページに『サインしてください』って来られると、やっぱり気がひきしまりますよ」