Tournament article

全日空オープン 1999

トップに踊り出たトッド・ハミルトン

 前日の2位から、通算9アンダーでトップに踊り出たトッド・ハミルトンは、この日、バーディを奪ったホール(5ホール)で、すべて第1打をフェアウェーキープ。「それが好スコアの要因かな」。
 ドッグレッグしたホールの多い輪厚コース。加えて、「ここのフェアウェーはとっても堅い。だから、ティショットでドライバーを持つと、いったんフェウェーを捉えても、転がり出てラフに行ってしまうことが多くなる。だからきょうは、第1打で2番アイアンを多用した」。手堅いプレーでノーボギー。日本ツアーに参戦してからは、毎年のようにV争いに食い込み周囲をおびやかしていた存在が、ここ数年は陰が薄い(昨年賞金ランク29位)。

「日本ツアーのレベルは、いま間違いなく上がっている。1日に7か8アンダーくらいの爆発的スコアを出さないと、チャンスがないんだ。ジャンボさんは、ぜったい1日に8つくらい出すだろう? だから勝てる。まあ、でも、ここしばらくスイングとかパットで悩むところがあったけど、それも課題を克服しつつあるからね」と、ニヤリ。

    関連記事