過酷なコース条件のなか、痛めた左ヒザをかばいながらのショットをするうちに、スイングバランスを大きく崩したことが主な原因だった。

　棄権後はすぐに自宅に戻り、練習ラウンドと1日300球の打ちこみをこなし、調子を取り戻して“三好”に乗り込んできた。

田中秀道の話
　「先週の棄権は、情けないってもんじゃありませんでした。どんなに叩いても、たとえ　予選落ちだったとしても、最後までやりたかったんです。
　日本オープンに備え、万全を期してきたつもりがあんな結果になってしまって…。
　ファンの方々に心配をさせているということが、なにより情けない。
　もう、ヒザの痛みは大丈夫です。でも、言葉だけじゃなく、本当に治ったんだということを、（良い）成績を出すことで見せたいと思う。
　今週はたとえ100叩こうが、最後までプレーしたいと思います」

写真:田中は、仲間の深堀、丸山、横田とともにコカ・コーラボトラーズの、ホストプロ。スポンサーの商品をもじってつけられた『チーム　ジョージア』は、丸山のリーダーで4人で結成されたゴルフチームだ。プロアマ日は、練習グリーンで宣伝用の写真撮り。田中もオリジナル商品を掲げて、笑顔で写真に収まった（左から3番目）。

• 田中 秀道