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Philip Morris Championship 1999

川岸良兼がジャンボ尾崎から譲り受けたパターを携え、95年JCBクラシック以来のVにむけ王手

 先週のブリヂストンオープン開催中は、師とあおぐジャンボ尾崎の自宅に泊まりこんで通勤した。

 今季は部門別ランクの平均パットが1,8093で73位と低迷中。悩みに悩んだあげく、打開策を求めてジャンボのふところに飛びこんだのだ。 

 結果は大吉と出た。

 ジャンボ尾崎にインサイドに入りすぎていたストロークを直され、さらにジャンボから贈られたピンタイプのパターが相乗効果となって現れた。

 「短いのはまだ不安だけど、このストロークにそのパットを使うと、ロングパットでタッチが合うし、転がりがものすごくいい。

 きょうは朝いち(の1番ホールで)ちょっと打ちきれなくてショートしましたが、2 番で手前3メートルのいいパットが入ってくれた」

 そのあと4番から4連続バーディを奪うなど6バーディ、ノーボギーの66。通算14アンダーの首位に踊り出た。

 95年JCBクラシック以来のVまであと1歩。

「久しぶりの優勝争い。明日が楽しみです。きょうは眠れないかな。でも変なプレッシャーはない。明日も余裕のゴルフができたらいいな」と川岸。

 ジャンボ尾崎の恩に報いるためにも、いまこそ、復活Vを果したい。

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