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アコムインターナショナル 1999

通算15アンダーで首位に立った田中秀道「明日は『逃げ切れるゾ』と思っています」

痛めた左ヒザのリハビリ後、初の最終日、最終組。2位と3打差つけている田中は、このまま逃げ切るつもりでいる。
 ロングホールをすべてバーディで切り抜け、7バーディ(1ボギー)の66。田中は通算15アンダーの首位で迎える最終日に、意欲を見せている。「リハビリ後にトップに立ったのは初めてだけれど、調子のよかったときと同様に、『逃げ切れるゾ』って思っています。これに勝てればリハビリは完了、と言える。ともかく、ひざが直ったことを確認できて、満足ですね。いいフックボールが打てて、気持ち良く攻めることができました。

 体が小さいやつ(身長166センチ)は短命だと思わせておいて、どっこいここで勝って、気持ちよく、来週からのインターナショナルツアー3連戦(VISA、フェニックス、カシオ)に駒を進めたい。

 しかし正直、これほどできるとは思いませんでしたね。

 12番で返しの50センチのパットは不用意だった(はずしてボギー)。11番をバーディにしたあと、12番で2メートルにつけて、「これで15アンダーまで行けるかな」と思ったのが悪かったみたいです。でも『まだトップだから』と自分に気を引き締めたのが、13、14、15番の寄せワンに結びつきました(12番、13番は第3打をピンまで 70センチにつけて、15番は、2メートルに寄せ、これを沈めてパー)。

 66であがれて、非常にホっとしています。

 明日は、67、68を出さないと勝てないと思います。

 明日も同じように、イメージどおり、ショットを振りぬくことができるかどうか、にかかっていると思います」

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