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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000

「優勝より、自信を積み重ねていきたい」

白潟英純は、ずっと気になっていたスイングの欠点を、思いきって直した途端に首位発進。

 白潟英純は、約1ヶ月ほど前から「ダウンスイングでクラブを外側から引っ張り込んでいたために、引っ掛け気味の球が出てしまう」ことが悩みだった。
 そのせいで、6月のミズノオープンから予選落ちばかり。不調の原因は明白だったが、「試合中はスイングを変えるのが怖くて、なかなか修正に踏み切れなかった」という。
 しかし、先週、出場した後援競技の北陸オープンでとうとう思い切った。
 「意識してインサイドに振り下ろすようにしてみたら、これがうまくいきまして…」
 同大会では4位に入り、気を良くしての新潟入りだった。
 初日のこの日は、11番パー4でピン3メートルにつけこれを沈めると、12番では2メートル。13番では50センチにつけて3連続を奪うなど、6アンダーの66で回って首位に立ち、「先週からいい流れで来てますからね」と、早速、スイング修正の効果発揮に自信を深めたようだ。
 ファイナルQTランク6位でツアー参戦(リランキング後は同ランク9位)の今季の目標は、「初Vより初シード入り」だそうで、「何度も上位フィニッシュして、自信を深めるほうが大事」と話した。

★ 白潟英純
 1966年9月6日生まれ、福岡県出身。
 1980年の全米オープン(バルタスロールGC)、当時中学生だった白潟は、ジャック・ニクラウスと青木功のV争いに大いに感動、憧れを抱く。高校時代はあくまで遊びでゴルフを楽しんでいたが、九州産業大学時代にゴルフ部に入部。本格的にゴルフに取組み、九州学生ゴルフ選手権大会で優勝経験も。同学年のプレーヤーは当時日大で活躍していた川岸良兼や鈴木亨らがいる。
 92年にプロテスト合格。その後、活躍の場を求めアジアのツアーに出ていたこともあり96年のインドオープンでは優勝している。

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