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久光製薬KBCオーガスタ 2000

伊沢利光が、今季2勝目「こうなったら、賞金王をめざしたい」

 最終18番パー5はピン手前8メートルに2オンしながら、3パットのパーに終わったのはご愛嬌?
 わずか20センチのウィニングパットを苦笑いで沈めると、伊沢は、帽子に軽く手をかけ、ツアー6勝目らしい落ちついた風情で声援に応えた。
 現在、賞金ランク首位の佐藤信人に約1700万円差まで詰めより、「こうなったら賞金王を目指したい」と、後半戦にむけ意欲を見せた。

 「先週の全米プロで39位に入れたこともよかったけれど、あのときの反省点がいきなり良い方向に行って、それが本当によかったと思う。
 今週はスイングで試していることがあったのですが今日は、2番ホールのティショットでバンカーに入れたものの、思いどおりの球が打てたとき、『今日はこれで大丈夫だろう』と思うことができましたね。

 これまでの勝ち方は、なんとなく半信半疑な部分があったけど、今週の勝ち方は、“勝ったな”という感じ。いいゴルフをして勝てたかな、と思う。この1勝は、自信につながると思います。
 今季は、昨年以上の成績をあげることが目標でした。
 6月のイーヤマカップは最終日が雨で流れて、3日間競技ではありましたが勝つことが出来たし、また今大会で勝つことができ、これまでは、なんとか順調にやってこれたと思う。
 これから秋のビッグイベントに向けてますますショットの精度を上げて3勝、4勝と挙げていきたい。
 同時に、こうなったら、賞金王のほうも狙っていきたいと思います。
 トップの佐藤君とはまだ1700万円以上ありますが、頑張って差を縮めたい。
 ファンのみなさん、これからも、応援のほう、どうか宜しくお願いします」

写真 : 福岡は和子夫人の実家。長女・優美子ちゃん、次女の今日子ちゃんもお祝いにかけつけ4人での記念撮影に、疲れも忘れ伊沢はすっかりパパの顔。

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