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久光製薬KBCオーガスタ 2000
伊沢利光が、2位と5打差の大量リードで首位をキープ
初日、5アンダーでトップに立った伊沢だったが、午後スタートとなった2日目は、ティオフタイムの12時52分の時点では、7アンダーで既にホールアウトしていた午前スタート組の杉本周作、C・ペーニャらに抜かれ首位の座を明け渡しての発進。
しかも、「昨日はボケていたせいか体が軽かったけど、今日は体が重くて動きが鈍い」という不安も抱えてのスタートだ。
しかし、6番パー5で1.5メートルを沈めてバーディを奪うと俄然、調子を取り戻し、9番では、第3打をピンそば30センチにつけるスーパーショットも飛び出した。4連続バーディを奪って通算9アンダーで折り返したインコース。
さらに3つのバーディを加えて、2位と5打差の12アンダーという大量リードで2日目を終えた。
スタート前に小山内護たちに「ゴルフって簡単」と豪語していたそうだが、「それは、先週(全米プロ選手権)に比べればという意味。今日はラフからでもパーオンができましたから」と、アメリカの経験がそう言わせていたようだ。
「フェアウェイに行ったティショットが、今日は5回だけでした。前半はたったの2回です。でも、アイアンとパターがよかったので、ピンチらしいピンチもありませんでしたね。2メートル以上もあるパーパットもありませんでしたし。グリーンは…『読めている』というより、『読めているような気がします』。皆そうだと思いますけど、芝目を見て直感で打っています。一回悩むと、高麗は分からなくなりますからね。
昨日はあまり暑いので冷たいお風呂に入って体を冷やしたんですけど、それが良くなかったみたい。今日のティショットでは、明日突っ走るのは難しいと思います。今日はシャワーにしておきます」