Tournament article
久光製薬KBCオーガスタ 2000
「伊沢さんの賞金王は予言していました」
現在賞金王トップを走る佐藤信人は、この日71でまわって単独7位。
6月に勝ったJCBクラシック仙台以来のトップ10入りに「今週はショットがイマイチ。でも、悪いなりに少なく上がれたのがよかった」と満足そうだった。
今回の伊沢の優勝で、賞金差が約1700万円差に縮まったことについては、「抜かれるのは時間の問題です。僕は開幕から、今年の賞金王は伊沢さんと予言していた」と真顔で話した。
「伊沢さんは日本人選手の中でも数少ない米ツアーでも通用するショットの持ち主。今回は、出るべくして出た結果です。僕は賞金王の器ではありませんから」
とはいえ、スタートホールで、『現在、賞金ランクトップを走る佐藤信人選手』と紹介されることはやはり気分がいいらしく、「できるだけ長くそう呼んでもらえるように、伊沢さんの足の指にでもかじりつくくらい、抵抗できれば…」と徹底抗戦の構えだ。
「そのために、できるだけ早くショットを修正して、来週のマッチプレーに挑みたい」と気を引き締めていた。