Tournament article
全日空オープン 2000
「僕は直道さんがいいんじゃないか、と思う」
強風の中、佐藤はやはりこの日もパットでしのぎ、単独首位の座をキープした。
最大のピンチは、7番パー4。
左にドッグレッグしたホールで、スプーンで打った佐藤のティショットは、フォローの風に乗って右の林の中へ。
第2打は7番アイアンでフェアウェーに出すつもりが、クラブが手前のラフに食われて、再び、残り75ヤードのラフへ潜りこむ。そこから、サンドウェッヂで、ピンまで3メートル。
「ボギーでもいいや、って思ったのにラッキーです」
これを沈めて、パーで切りぬけた。
2バーディ、2ボギーの72でスコアをまとめ、「僕は快晴、無風、気温23℃が得意(笑)。低い球が打てないので、風の日はすごく苦手なんです。今日はスタートから覚悟して、何が起きてもいじけないでやろうと思ったくらいです。だから、この天気でパープレーは上出来です」と佐藤。
「今日は(グリーンを)はずしても、その5倍くらい(パットを)入れているから」と笑った。
「調子は決して良くないけれど、このタフな条件の中でなんとかパープレーで回れました。
単純に、自分の狙ったほうに行ってしかもよじれていないという、良い感触のショットが少なかったんですね。
でも、ひどいショットもあったけど、後半ミスした分も『ああ、これは今ここをこうしたからこうなったんだ』って、ちゃんと、ミスした原因がわかったから、その原因を強く意識するようにしたら、大丈夫だった。
だから、わかっている原因を意識するようにしたら、もうちょっと調子も上向いてくると思います。
今日はアゲンスト、フォロー、横風とあらゆる風が吹いたので、思ったより、少し大きめのクラブで軽めに打っていきました。
ちょうどのクラブで目一杯打つと、吹きあがってしまうから。
そういう感じで行ったのもよかったんでしょう。
直道さん、やはり来ましたね。
17番でボードを見たとき、5アンダーと上がっていたので、『優勝候補が来たな』と思いました。
僕は、大会が始まる前から、『今週のイチオシは直道さん』と思っていましたから。
直道さんは、ショットメーカーで、悪条件に強いというイメージ。僕は、直道さんがいいんじゃないか、と思います。“世界のジョー”ですから。僕ごとき…ねえ… (笑)
直道さんと最終日、最終組は初めてです。今年は、もう何回も最終日最終組で回ってますけど、この位置は何回、回らせてもらっても、楽しいですね。明日もエンジョイしたいと思います」