シード権保持に燃える野上貴夫

　現在、賞金ランキング８３位。シード権を維持するためには、このへんでもう一踏ん張りしなければならない野上貴夫が、首位と１打差の５アンダーで３位タイと幸先のいいスタートを切った。

　「26パット。出だし３パットだから、嫌なスタートでした。パターさえ良ければスコアにつながります。
　先週（宇部興産の初日の後、練習場で）、ジャンボさんにワンポイントを教わりました。『あごを引いてボールを真下に見て、まばたきするな。イメージが消えてしまう』というものです。
　そういえば、8月のサンクロレラクラシックでジャンボさんが優勝した後、帰りの便が隣りの席で、『僕、ビュイックオープンに出るんですよ』と言ったら『誰のキャディで？』と言われてしまったんですよね（笑）。

　今日は５〜７メートルが良く入りました。
　３つのボギーは、1.5メートルぐらいを外した。打った瞬間、外したことがわかりました。
　昨日もよく練習したのに、寒くてフィーリングが出ませんでした。服の中に手を入れて暖めながらラウンドしました。
　この大会は、1993年、アマチュアのとき出場してボロボロになったんです。ツアープレーヤーとしては初出場なんで、頑張りたいですよね」　　

• 野上 貴夫