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ダンロップフェニックス 2000

▼ トピックス ランク2位の佐藤と約1400万円差

単独3位に入り、さらに差を広げた賞金1位の谷口徹

 「単独2位狙い。でも展開次第では優勝を狙う」と言ってスタートした谷口徹は、13 番までに5個のバーディを奪う快進撃で、宣言どおり単独2位に躍り出た。
 しかし、15番パー4で不運が待っていた。
 会心のティショットはフェアウェー中央の立ち木を直撃。ボールは約10ヤードも後ろに跳ね返った。残り距離はピンまで231ヤード。4番ウッドでグリーンを狙った第2打はグリーンの左ラフに外れ、そこからのアプローチはグリーンオーバーしてカラーへ。そのアプローチも寄せきれず、2パットのダブルボギーとしてしまったのだ。
 その後、18番でバーディを奪ったものの、結局、単独3位に終わった。

 賞金レース2位の佐藤信人との差を約1400万円と広げ、約1億6683万円としたが、アメリカのツアーテスト受験のため、今後国内の試合に出る予定がない谷口の賞金王の可能性は、他の上位陣の活躍次第となった。

 「まだまだ行ける、残り全部バーディを取る可能性もあったのに、木に当たってダボは残念でした。
 最後まで諦めないことが大切です。今年の成績はそういう1打1打の積み重ねでできたと思う。それが今年の平均ストロークにもあらわれています。こうして、賞金王争いができるのも、一生懸命やってきた結果。ツアープレーヤーとしてこうしてゴルフができ、賞金王争いにも絡んで来れること、とても幸せに感じています。
 アメリカのテストも、通過するという程度ではなく、トップを目指すぐらいの意気込みで向かいます。来週の木曜日に出発予定。…まだまだ、やらなくてはいけないことがたくさんありますよね」

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