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サン・クロレラ クラシック 2000

大会みどころ

鈴木規夫JGTOエグゼクティブディレクター

 サン・クロレラクラシックは、株式会社サン・クロレラを特別協賛に迎え、北海道放送株式会社が主催する初のトーナメントです。
 この第1回を機会に、5回10回と回を重ね、夏の北海道を代表するトーナメントとして今後ますます発展していけるよう、努力をしてまいりたいと思います。地元のみならず、全国のファンのみなさまの暖かいご支援を、どうか宜しくお願いしたいと思います。
 今週、北海道は記録的な猛暑に襲われ、月曜日は軒並み38度以上を記録するなど、北海道らしからぬ天候ではありますが、本戦からは若干、涼しくなるとの予報が出ておりますし、昼間は炎天下でも木陰に入ると非常に爽やかな風も吹きぬけていきます。

 9番、18番のグリーンまわりはスタジアム風の高台になっており、小高い木がぐるりと回りを取り囲んでいます。ここに陣取って風に吹かれながら、通りすぎてゆく選手をみるもよし、または今回の超目玉・AON対決を追って18ホールを制覇するのもいいですね。
 “AON”とは、もうみなさまご存知のとおり、青木功、尾崎将司、中嶋常幸の3選手。一時代を築き上げた3人が、今大会、初日2日目を同組でラウンドすることが決まりました。
 彼らの同組対決は、91年のジュンクラシック以来、2度目のこと。めったにない機会ですので、ファンのみなさまにはぜひ彼らの戦いを、目に焼き付けて帰っていただきたいと思います。

 開催コースは、札幌とうきゅうオープンが開かれたことでおなじみの札幌国際カントリークラブ島松コースですが、札幌とうきゅうが開かれていた時期は6月、今回はあのときよりさらに芝の状態がいい8月の開催です。
 ラフは最終日には100ミリ以上に成長し、ベント芝特有の粘りも増すでしょう。ラフに打ちこむと、一筋縄ではいきません。
 グリーンも、現在スティンプメーター(速さ)11フィートを記録し、選手の好プレーを引き出す、適度なスピードが出ています。天気が続けば、ますます速く硬くなり、難易度は増すはずです。

 フェアウェーの幅は、ティショットで狙ってくるホールに関してセカンド地点の280ヤード前後を20〜30ヤードに設定し、アイアンで刻むと思われる8番ホールなどはセカンド地点を20ヤード以下に絞るなど、メリハリの効いたセッティングにしております。
 最高の舞台に、名役者たちが揃いました。
 今週末は、ぜひ島松コースへ。選手たちのスーパーショットに、惜しみない拍手をしてやってください。

★ 鈴木規夫プロフィール
 1970年代から80年代にかけて、ショットの歯切れの良さと、勝負強さを武器に、ツアー界で大暴れ。76年には予選会から全英オープンに勝ちあがり、本戦ではなんと初日トップに立って世界中に『スズキ』の名を売った。
 79年、80年には太平洋クラブマスターズで連続優勝。80年には、賞金ランク2位にも入った。大分県出身。かつては“九州の若鷹”と呼ばれ、恐れられた。
 現在は、JGTOエグゼクティブディレクターとして奮闘中の49歳。

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