Tournament article

サン・クロレラ クラシック 2000

「佐藤さんのおかげです」

野上貴夫は、佐藤信人の助言に発奮、好調が続いている。

 5月の三菱自動車から、7月のアイフルカップまで8戦連続予選落ちが続いていたとき、野上貴夫は佐藤信人にこんな助言を受けた。
 「俺も8試合くらい予選落ちが続いたときがあったけど、地道に頑張っていたら、そのうちポンッとトップ10入りできて、まもなく優勝できた(98年のブリヂストンオープン)ことがある。焦らなくても大丈夫だよ」
 それまで、予選落ちばかり意識してもがいていた野上は、「その言葉で、落ちつけた」という。

 「予選カットばかり気にしていたら、ゴルフが小さくなってしまう。逆に、自分のゴルフを地道にやっていれば、そのうち上位に来れることもあるから、そのときに目一杯、頑張ればいいんだよ―。佐藤さんにそう言われて、目が覚めましたね。妙に納得した。
 明日はその佐藤さんと最終組で一緒のラウンド、すっごく楽しみです。絶好調の佐藤さんから何か盗めればいい」と野上。“恩人”の前で、好スコアを出してお礼がしたいと燃えている。

関連記事