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〜全英への道〜 ミズノオープン 2001

「これでイギリス!!!」(チャンピオン・田中秀道)

 「行きたかったんです、全英オープン。
 今週のミズノオープンで、最後のチャンスに賭けたんです。
 先週のよみうりオープンは、本当なら、這ってでも出たかった。でも、腰痛がひどくてやむをえず諦めて・・・。最後のミズノオープン1本で『全英に行く』と決めて、そのとおりに実現させて・・・。自分でも、すごいなあって思う。まだ驚きです。本当に、ここまでやれたんだなあ、と・・・。

 今日は同じ組でとても良いプレーをしていた久保谷君のことも気になったけど、“自分はコースと戦っているんだから”という気持ちを新たにしてスコアを作ることに集中しました。
 朝は強い雨、昼から真夏のような暑さ・・・そんな変化にも、的確な状況判断と距離を思い描いてからスィングするようにしました。
 優勝してイギリスに行きたいという気持ちは、今週、ほかの誰よりも自分が一番強く持っているんだ、と信じて頑張りました。その気持ちを果たせた自分を誉めてやりたい。
 今回の勝ち方は、これからの自分の長いゴルフ人生にとって、良い“資料作り”ができたと思います。

 今年の全英オープンは、僕が始めて出た96年大会と同じ、ロイヤルリザム&セントアンズで行われます。もちろん、あのときよりも、良い成績を。そして、この5年間の自分の成長のあとを、この目で確かめてきたい。
 イギリスに行っても、“楽しめる”ことは、なかなかできないと思うけれど、ここ瀬戸内海GCでの4日間の戦いを自信にして、みなさんを寝不足にするくらいに頑張りたいと思っています。今日はたくさんの応援を、本当にありがとうございました」

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