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〜全英への道〜 ミズノオープン 2001

「絶対に勝つ!」

思い出の地へ―。田中秀道が、一発逆転を目指す

 田中秀道の現在の全英オープン日本予選ランクは54位と圏外。
 今大会でのVで、“最上位者”の資格で切符を手に入れるしか道はない。
 田中は、先週の大会を腰痛のため欠場。
 米ツアーと、全米オープン最終予選挑戦のための疲れも残っている。
 「ゴルフの調子も、いいわけじゃないけど、自分の調子なんか問題じゃない。とにかく、勝つ。そして、全英の出場権を手に入れる―。今週は、それだけです」と力強く言い切る。
 これほどまでに田中を駆り立てるのは、今年の全英オープンの開催地が、田中にとっては思い出深い土地であるからだ。

 96年大会、初挑戦の全英オープン。コースは、ロイヤルリザム&セントアンズだった。
 そして、めぐりめぐって5年後の今年、2001年大会もかの地。
 「あれから自分が、どれほど成長したのか・・・。この目で確かめたい。そのためには、なんとしても、あのときと同じ地に立つ必要があると思って・・・」

 全英オープン日本予選の最終戦。地元広島県にほど近い岡山県の瀬戸内海GCで、
「1打1打に魂を込めてやる」と、田中は必勝体勢で挑む。

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