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アイフルカップ 2001

2週前の扁桃腺炎による発熱から復帰

750キロを飛ばして会場入りした中嶋常幸が浮上

 2週前の日本ゴルフツアー選手権の3日目に、扁桃腺炎で40度の発熱。
 「調子が上向きになってきたころだったのに…悔しかった」と中嶋。

 2週間、点滴治療にあたったが、まだ本調子とはいえない。
 専属トレーナーにも「高熱のあとの運動は筋肉に悪い影響を及ぼすから、フルショットはしないこと、あと、ミスしても怒らないこと」ときつく言われている。

 それでも、「これを逃すと、しばらく試合に出られない」と迷いに迷った末、今週の火曜日、「よし、2日で終わってもいいから行こう!」と思い立ち、翌水曜日に自宅の千葉から会場の青森まで、車を飛ばしてきた。
 総走行距離、約750キロ。時間にして、約10時間。病み上がりには少々、きつい旅ではあったが、道中たまたま見つけた「秘境の温泉」につかってしばしの休息。
 これが効いたのか、ぶっつけ本番のラウンドももろともせず、通算8アンダー10位タイに浮上してきた。
 「ここらで、自信を深めたいね」と中嶋。
 「鰺ヶ沢は好きなコースだし、良いゴルフをしたいよ。亨が上にいるのが、気に食わないしね(笑)」と、弟分の鈴木を4打差で追いかける。

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