Tournament article
日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2001
桧垣繁正
先週の久光製薬KBCオーガスタで41歳の平石武則と、プレーオフ4ホールで敗退。
「これで、プレーオフ3戦3敗ですよ・・・」と、18番グリーンで、ガックリと肩を落とした。
今大会も、過去3回出場して昨年の1回戦突破が最高成績で、1対1のマッチゲームには、苦手意識を吐露している桧垣だが、この日水曜日の朝、谷口にかけられたこの励ましの言葉で、火がついた。
『先週はご活躍やったようやけど、惜しかったな。・・・まあ、10回連続で負けるまでは、まだ大丈夫やで』
かえって、先週の悔しさをあおられたのだ。
そこで、言われっぱなしではいられないとばかりに桧垣は、谷口にむけて、報道陣を通しこんな伝言を残した。
「今年は、とにかく昨年よりひとつ多い3回戦まで行って、谷口さんと戦いたい。そのためにも、金曜日の3回戦までは、絶対に負けないでください」
ところが、一方の谷口は、桧垣のメッセージを一笑にふして、「マッチは目先の対戦が大事。3回戦のことまで考えてる選手に限って、1回戦で負けるんですよ」とバッサリ。
開幕直前、早くも選手間では、戦いの火花が散っている。