Tournament article
ジョージア東海クラシック 2001
「これからもツアー人生は長い」
昨年のファイナルQTで、ランクインして、今季はじめてのツアー本格参戦。
「技術より、まず体力が必要と、痛感しています」と杉原。
もともと、痩身なほうだが、それでも体重はベスト時より4キロも減って、現在60キロ。夏場は、「さらに57キロくらいまで、減った時期もありました」疲れは、たまっている。
その影響か、先週の3日目。5番で池に入れて、「キレてしまった」。やる気が持続できなくなり、「いくら叩いてももう、いいや」と、諦めのラウンドをしてしまったことを、今でも悔やんでいる。
「自分では、以前よりも、かなり気が長くなったつもりでいたんですけどねえ・・・」この1件を父・輝雄に打ち明けると、「切れた? それはあかんなあ・・・」やんわりと、咎められた。
振り返ればここ6週間、シード権ばかりを意識して「50万円でもいいから、稼ぎたい」と、焦りの気持ちばかりが、先走っていたことにも気が付いた。
「これからもツアー人生は長いのに・・・。いくら叩いてもいいから、先につながるゴルフをするべきだ」気持ちを入れ替えた今週は、自信も回復。
冷静になれば、不調だったパッティングにも開眼できた。「ボールを普段より左よりに置くことでラインが出しやすくなる」と気づき、この日2日目はノーボギーの67。「こんな上位で通過できて、ほんと嬉しいです」と、杉原は、父親似の笑顔をほころばせた。