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Phlip Morris K.K Championship 2001

「たとえるなら、僕は“技巧派変化球投手”、だからコツコツと、パットを入れていくしかない」(首位の佐藤信人

 最終18番は、残り194ヤードから6番アイアンで2オン成功。ピンまで、8メートルのイーグルパットは「カップ1個分」のスライスライン。これをねじ込み、佐藤信人が単独首位に踊り出た。
 予選2日をともにラウンドした伊沢が佐藤を評して言う。
 「今週、僕のいち押し選手は佐藤君。非常に良いゴルフ、してますよ」
 これを聞いた佐藤は、照れたように首を振り、「ティショットで飛ばし、アイアンでビタっとつける伊沢さんが、“速球本格派投手”なら、僕は“技巧派変化球投手”。コツコツと、パットを入れていくしかないですから」

 これまでのツアー6勝は、「すべてパットが必須事項」と言い切るほどのパット巧者。
 今週も、「クラブが下から入って、フックが強すぎる」というショットの不調を、“鬼パット”で補って好スコア。

 決勝1日目は、またもや“速球投手”の伊沢と最終組でのラウンドだが、「伊沢さんのゴルフを見て、あまり自分を責めないように・・・。あの人と、張り合っても仕方ないですからね」とマイペースを決め込むつもりだ。

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