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三井住友VISA太平洋マスターズ 2001

「今は優勝を考えられるほどの調子じゃないけれど…一生懸命、やる以外にない」(ディフェンディングチャンピオン・伊沢利光)

ディフェンディングチャンピオン・伊沢利光

 今年は、夏の名残が残る9月の開催となった今大会。
 プロアマトーナメントのこの日は、ここ御殿場の気温も30℃を超え、選手たちは額の汗をぬぐいながらのラウンド。「暑い御殿場って、なかなかイメージが湧かない」との声も口々に聞こえてきたが、ディフェンディングチャンピオンの伊沢利光にとっては、左親指付け根に故障も抱えているだけに「僕は寒いより、暑いほうがいいですね」と、例年より2ヶ月ほど早い御殿場コースも大歓迎のようすだ。

 指の痛みはピーク時より、幾分和らいでいるが、それでも本調子とはいえない。
 「今日は、先週より振れているが、いったん痛みが出始めたら、棄権もありえる」と、ケアを続けながらの、慎重なプレーとなる。

 「今週の優勝スコアですか・・・。う〜ん、まだ、スコアを考えられるほどの調子ではないので、想像がつきませんが・・・僕としては、今週も、とにかく一生懸命やる以外、何もないです」

 11月、ここ御殿場で開かれるEMC−WGCワールドカップの日本代表としての役目も背負っている。2人1組で戦う“パートナー”は、伊沢に決定権がある。「どの選手と戦うか・・・ほぼ、僕の頭の中では決まりました」パートナーの提出期限は今週の木曜日。24日の記者会見で、正式発表となる。
 (写真下=プロアマトーナメントの合間に、恒例のチャリティオークションに参加した伊沢。3000円で競り落とされた愛用の傘は、今週、使う予定だったもので、「これしか持ってないんです。もし雨が降ったときには貸してくださいね」と言って笑わせた)

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