Tournament article
ゴルフ日本シリーズJTカップ 2001
「僕にもまだ、運がある」
チャンスホールの17番、535ヤードのパー5、伊沢の第2打の番手は、8アイアン。
「良い感じで打ったと思ったんですけど・・・」いったん、グリーンに乗ったボールは、手前の傾斜をゆっくりと転がり落ちて、結局、手前のラフまで出てしまった。
だが、「まだ、僕にもわずかながら運が残っていそうですね」と伊沢。残り20ヤードのサンドウェッジでの第3打は、なんと直接カップイン。その時点で深堀に、1打差まで迫るチップインイーグルだ。
「2日に1回はボギーを打つ」という、次の難関の18番で、2メートルのパーパットこそ外したが、「3打差ならまだチャンス。明日は、前半に3つ、4つくらいは取って行きたい」と伊沢。予想した優勝スコアは「15アンダー」。勝てば、尾崎が持つ史上最多獲得賞金額を超えるだけに、「15番ホールが終わって、そのくらいのスコアにいられたら、そのあたりも考えたい」賞金王・伊沢が2001年、最後の戦いに挑む。