Tournament article
フジサンケイクラシック 2001
最終日、トピックス 「意識が、ミノザに行っちゃったよ・・・」
16番パー5で、いったん左OBゾーンに飛び込んだティショットが、何かに跳ねてラフに戻ってくるラッキーもあったが、渡辺は、その運を生かしきれなかった。
通算8アンダー、ミノザと並んで迎えた最終18番は、ラフからの第2打が、グリーン奥のバンカーへ。寄せきれずに、7メートル残したパーパットは、沈まなかった。
「(5打差首位スタートの)林さんには負けても悔しくなかったと思う」と渡辺。
それより、首位と7打差、渡辺とは2打差だったミノザに敗れたことが、相当にショックだったようで、「ミノザにだけは負けたくなかったのに・・・」と、うなだれた。
「・・・残念だった。人がこけるのを待とうと思ったら、・・・自分がこけちゃった。12番のボギーが悔しくて悔しくて・・・。でもそのあと、林さんも木に行っちゃって、並んでね。林さんに負けても悔しくはないけど、ミノザには負けたくない!、と思っていたら・・・。
15番ホールでスコアボードを見たときに、意識がミノザに行っちゃったみたい。それが悪かったのかな。
今回は、僕にしてはツキがあったし、良いゴルフができていたのにね。
先週と今週、続けて2回も優勝争いしたので、しばらく僕に出番はないと思う。今週はほんとうに疲れましたしね・・・。今回は、自分で負けたという実感がすごくある。それが“川奈”というものなのでしょうか。
今度は、秋頃にまた顔を出せるように頑張りますよ」