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ダイヤモンドカップトーナメント 2002

< 今日のひとこと >「15アンダーに15オーバー、悔しいですね」

 元・巨人軍の大久保博元、予選落ち

 首位の近藤は、15アンダー。
 かたや、15オーバーで、予選落ち。
 力不足は、承知の上だが、30打差はさすがに「悔しい…」と、額に大粒の汗を浮かべたまま、大久保は、口びるを噛んだ。
 特に、ラフからのショットに、レベルの違いを、痛感させられた。
 ラスト18番では、残り150ヤードをピッチングウェッジでグリーンオーバー。「さすがに、サンドでは打てないですし…」フライヤーの計算が、まったく立たないことに、苛立ちを覚えずには、いられなかった。

 だがその分、収穫も多かった。
 林からのリカバリーショット。
 これまでは、右足寄りにボールを置いて、左サイドを開いて構え、ロフトをなくして打っていたが、スタート前に、高橋勝成にアドバイスを受けて開眼した。
 「ボールを真中に置いて、スタンスを狭く、ハーフトップさせるくらいのつもりで打てばいい」
 実践してみると、面白いように、うまく脱出できた。
 「失敗は一度もなかったんですよ。…でもまあ、それだけ、林に打ち込んでいる、ということでもあるんですけどね」と苦笑いの大久保。
 この日は、ギャラリーの期待に応え、積極的にドライバーを握り、183センチ、110キロから繰り出す自慢のビッグドライブも披露、大喝采を浴びるシーンも。
 次回、ツアー出場予定の6月のタマノイ酢よみうりオープンでも、 「ギャラリーの方が、お金を出しても見に来て良かったと思ってもらえる、プレーをする」と約束し、デーブは初体験のツアー会場、狭山GCを後にした。

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