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アイフルカップ 2002

大会みどころ

遠藤誠JGTO競技運営ディレクター

 98年に誕生したこのアイフルカップゴルフトーナメントも、今年で5年目。記念大会を機に、これまでの青森県から、石川県のゴルフクラブ ツインフィールズに会場を移し、熱戦が行われます。
 ツィンフィールズの特徴はまず、非常にフェアで、かつ、戦略的なコースであるということ。
 漫然とした攻め方をしていたのでは、跳ねつけられる。しっかりとしたコースマネジメンと、より高いショットの制度が、要求されるチャンピオンコースです。

 一見、それほどクセのない攻めやすくも感じられますが、実は、それがコースのワナ。たとえば前半、200ヤードと距離の長いパー3の2番ホールは、グリーン手前から左サイドにかけて、池が広がるホール。さらに、グリーン上は、左右に2段のアンジュレーションで、池にせり出した左側に、マウンドがある難しいシチュエーション。序盤の最難関ホールと、いえるでしょう。

 また、同じく前半でいえば、9番もいやらしいホールです。右に下りながら曲がるドッグレッグで、グリーンにかけて再びのぼっていく地形。最短距離の右サイドを狙えば安全かといえば、そうでもなく、ライが左足下がりとなり、逆に左へ逃げればバンカー、OBゾーンに転がり込む危険性も。確実にパーで上がって、バック9に挑みたいところです。
 後半も、気の抜けるホールはなく、優勝争いの選手は、ロングホールでできるだけ多くの貯金を作って、ラスト18番を迎えたいところ。230ヤード地点からグリーンまで、右サイドに池が広がる18番は、フェアウェー左には、高い松の立ったマウンドが2個。池の手前からの刻みを余儀なくされ、右奥に伸びた2段グリーンも、難易度を高めています。クライマックスで、何が起きるか予測もつかないこのホールを、余裕を持って迎えるためにも、17番ホールまでに、決着をつけておきたいところです。

 先週の新潟に引き続き、今週も、暑さとの戦い。選手たちは、より万全な暑さ対策をして、ゲームに臨むことでしょう。
 酷暑の中、選手たちの渾身のプレーに、どうぞ、大きな声援を、送ってやってください!」

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