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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2002
準決勝 宮瀬博文VS佐藤信人 「全然、大丈夫だよ!」宮瀬
ホールを進むに連れて、宮瀬の足の引きずりが、強くなる。
その準決勝も、18ホールでは勝負がつかず、エキストラ1ホール目に、自らのボギーでようやく決着がついた頃には、宮瀬の膝は、赤く腫れ上がっていた。
ホールアウト後はフィットネスルームで、ツアートレーナーの高橋英樹さんに、慌てて氷の塊をあてられ、約1時間のアイシング(=写真)。
だが、そんな状態でも宮瀬はなお、「全然、大丈夫なんだよ! 歩くのにちょっと痛いだけで、プレーにはなんの影響もない。準決勝で負けたのも、膝のせいじゃないからね!」
明るく、言ってのけた。
今大会終了後、膝の手術を受ける予定だ。
先月の試合中、患部に激痛が走り、精密検査を受けたところ、右ひざ半月板の損傷と診断。骨の破片を取り除かないと、完治しないと言われ、決断した。
「比較的コースがフラットだから」と出場を選んだこの大会のあと、しばらく、ツアーはお休みする。
「手術は幸い、僕にもできるくらい(笑)簡単に済むって聞いてます。復帰まで、最低1ヶ月の計算。秋には、また戻ってきたい」と宮瀬。
最終日の3位決定戦、18ホールマッチプレーが、手術前の最後のラウンドとなる。