Tournament article
全日空オープン 2002
鈴木規夫からのお祝いコメン
その中に、自身の優勝シーンを見つけたとき、『自分も、この30回の歴史を作り上げてきたうちのひとりなんだなあ』と、改めて感じられてとても嬉しく、また、非常に光栄に存じている次第です。
また、会場の輪厚Cは、いまでも、名設計家・井上誠一氏の精神が、脈々と流れているコース。
この18ホールそれぞれに深い思い出があるのですが、中でも17番のパー5は、私の中にとってもっとも印象に残るホールです。
優勝した10回大会では、この17番を、青木さんと1打差の首位で迎えました。このとき、第2打を、グリーン右手前の大木の後ろに打ち込み、第3打は直接ピンを狙えないピンチだったのですが、このときも私は、普段の自分のプレースタイル=攻めのゴルフを貫きました。
横に逃げずに、高い球で、前方の25メートルほどの高さの木を越えてグリーンオン。パーで切り抜け、勝利を勝ち取ったのです。
“攻めは最大の防御である”ことが改めて身にしみた、今大会での優勝でした。
この素晴らしい大会を長きにわたり開催してくださっていることに心からお礼を申し上げ、また、30回の記念の年を迎えられましたことに、心からのお祝いを申し上げたいと思います。
30周年、ほんとうにおめでとうございます!」