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日本オープンゴルフ選手権競技 2002

「早く、彼女に追いつきたいものです」

デービッド・スメイルのシェリー夫人は、JLPGAツアーのチャンピオン

スメイル夫人の旧姓は、シェリー・ヒギンズ。
スメイルが、豪州でプロ転向する2年前の90年に、日本女子ツアーでデビューし、93年には、フジサンケイクラシックで1勝を果たしている。
当時はまだ結婚しておらず、遠距離恋愛中だった2人は、休みを利用して母国を行き来する日々を送っていた。
ちょうどシェリーさんが優勝する直前も、スメイルは日本に会いに来ていて、シェリーさんにいくつかのスイングチェックをして、帰っていた。
その直後の、嬉しい知らせだった。
「彼女の活躍に刺激を受けたんだ」と、3年後、スメイルもシェリーさんを追って来日。
いまは長男・チャーリー君(4つ)と、エミリーちゃん(2つ)の4人家族で、国内を転戦する毎日だ。
かわいらしい2人をベビーカーに乗せ、ロープの外からじっと、夫のプレーぶりを見守る夫人の姿を見かける。
「彼女は、いつも大切なことを思い出させてくれるんだ」とスメイルはいう。

「ゴルフの技術もそうだし、気持ちの持ち方もね。僕はまだ、日本ツアーで勝ったことがないんだけれど、“勝たなくちゃ”って思わせてくれるのが、彼女なんだね」。

昨年は、米ツアーで活躍中のマイケル・キャンベルとペアを組んだ初出場のワールドカップで2位と、大活躍した。
また、自国の公式戦『ニュージーランドオープン』でも優勝し、「確実に、ゴルフがうまくなっている自分を感じる」と、自信をにじませるスメイル。
参戦7年目。
第2の故郷といってもいい日本で、ナショナルオープン2冠制覇に、意欲を見せる。

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