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Philip Morris K.K.Championship 2002

「追う方なのに、これじゃだめ」

2位の伊沢利光

1番で、3パットのボギー発進。
いきなり、暗雲がたれこめた。
「前半、バーディ1個もなし。こんなんじゃ、追う方としては、ダメでしょう…」
決定打は、16番だ。
14、15番で連続バーディを決めて、なんとか2打差まで詰めよって迎えた、チャンスホール。
完全に、スライスラインに乗っていた10メートルのバーディパット。
「入った」と確信したその瞬間、ボールはカップ際をかすめて、約20センチオーバー。
「入ってほしかった…」

ラスト18番パー5も、フェアウェー左のバンカーから果敢に、イーグル奪取を試みたが、やはり、10メートルのパットは決まらず、大会史上初の連覇、そして今季初優勝の夢はついえた。


敗れた伊沢のはなし「前半、ひとつもバーディが取れず、追う方としては、非常につらい展開。こんなんじゃあ、だめでしょう…。
16番、18番が入ってくれてれば、もう少しねえ…。
でも、ブレンダンはショットもパットも非常に安定していましたしね。僕だって、スコア的には17まで行っているわけだし、それで優勝持っていかれたんだから、仕方ないですよね…。
今日は1番で3パットがありましたけどそれ以外は、ずっと感じが良かったし、ティショットのブレもほとんどなくなったし、それなりに収穫もありましたから。
久しぶりに優勝争い、良い位置でゴルフをやったんで、疲れちゃいました(苦笑)。
この感触を生かして、残り試合でも頑張りたいですね」


  • 2打差で迎えた最終18番は、ピン左奥10メートルに2オン。イーグルトライはわずかにカップをそれて、悔しがる伊沢。

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