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三井住友VISA太平洋マスターズ 2002

大会みどころ

記念すべき30回大会は、賞金額が1000万円アップ、総額1億5000万円となり秋終盤戦、ゲームはますます白熱した戦いとなりそうです。
今年、主催者・コースのみなさん、そして我々ツアースタッフが一丸となって掲げてきた“テーマ”のひとつは、やはり、昨年のワールドカップの再現、…いえ、それ以上の盛り上がりを、再びここ御殿場コースに実現させよう、ということでした。
その準備は、万端。
コースコンディションは素晴らしい仕上がりを見せ、特に御殿場の名物である高速グリーンは、例年以上の出来です。
今週も世界から、トップアスリートたちが集まってくれましたが、彼らの口からも、「ひょっとしたら、ここのグリーンコンディションは、世界中のコースでも5本の指に入るのではないか」との言葉がこぼれているようすです。
このグリーンを捉え、チャンスを迎えるには、これまで以上に正確かつ高度なアイアンショット、アプローチが要求されます。
今年米ツアーで戦ってきた田中秀道、横尾要が帰国し、今季日本ツアー初参戦を果たしますが、1年間、アメリカの高速グリーンと格闘してきた2人が、ここ御殿場ではどんな技を披露してくれるのでしょうか。
また、田中、横尾のみならず、海外招待のつわものたちを相手に、ジャパンゴルフツアープレーヤーたちが、どれほど奮闘してくれるでしょうか、興味が高まってまいりました。
今年は、クライマックスの18番、グリーン手前の池が、ウォーターハザードから、ラテラルウォーターハザードに変更となりました。これまでは、池に入ったボールは、いかなる場合でも、池後方に下がってドロップの処置を取っていましたが、今回の改善で、“打ち込んだ位置から、2クラブレングスにドロップ”へと変更となり、トラブルがあってもパーキープできるチャンスも出てきました。
今年は、本当に、最後の最後まで、息のつけないゲーム展開が期待できそうです。
昨年のワールドカップで、タイガー・ウッズが、18番グリーン右横からチップインイーグルでプレーオフに持ち込んだ場面は、歴史に残る名シーンとなりました。
今年も、あの劇的展開に引けを取らない好ゲームが、ここ御殿場コースで繰り広げられ、新たな名場面が生まれますことを、関係者一同、祈る気持ちで今回の本番を迎えました。
舞台は、整いました。
あとは主役たちの活躍を、見守るばかり。
ファンのみなさまもどうか会場に足を運ばれ、新しい歴史の“目撃者”になってください。よろしくお願いします!」

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