Tournament article
三井住友VISA太平洋マスターズ 2002
「3連覇、というより今季初優勝を」ディフェンディングチャンピオン 伊沢利光
「自分では、去年と変えているつもりはなかったけど、アドレスでオープンに構えすぎて平衡感覚の誤差があった。それでティショットが曲がっていたのが、原因」と昨年の賞金王。
それも、3週前から加えた修正で、持ち直してきた。
加えて今週、気候の変化に対応して、これまでの2Iのかわりにバッグに入れた、ロフト19°の5Wが、強力な武器になりそうだ。
今夏のマッチプレーで、プロ転向後、初めて使って以来2度目の選択。
「3Iじゃちょっと足りない、でも2Iじゃ軽く打てない」という弊害が、これで解消しそうな気配だ。
アイアンのほうも1/4インチずつ長くして調整を済ませ、
「かなりいい感じでやれると思う。僕としては、大会3連覇、というより今季初優勝を、狙っていきたい」。
ディフェンディングチャンピオンが、静かな闘志を燃やしている。
写真 = この日のプロアマ戦、10番ティのチャリティオークションで伊沢が提供したサイン入りポロは激しい競り合いの末に25000円で落札。「そんなに高く買って下さるなんて…ありがとうございます!」(伊沢)