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カシオワールドオープン 2002

「“残りもの”で、納得できる飛びが手に入った!」

先週、招待外国人選手が残していったドライバーで細川和彦が好スタート

前日水曜日、サービスカーで細川の目を奪ったもの。
それは、先週、北アイルランドから来日していたダレン・クラークの、忘れ物だった。

スリクソンのドライバー。
クラークが、契約選手のトーマス・ビヨンのクラブをうらやんで、急遽、メーカーに依頼して何本か作らせたうちの、1本だった。

ためしに打ってみると、これが好感触。
細川は、将来のアメリカ参戦を見越し、普段から米ツアー規格の適合ドライバーしか使わないのだが、「クラークの残り物」(細川)は、その条件を満たすだけでなく、これまで細川が使っていたものと、わずか0.25インチ、長さが違うだけなのに(44.5インチ)、第2打以降で握るクラブが、1クラブ以上、変ったのだ。

「しかも、風に強いライナー性で、僕が理想としている弾道も、実現できた。パットも良く入ったし、今日のロケットスタートは、僕としては、100%に近いもの」
本人にとっては、今のところ、今週が、今季最終戦。
「それにふさわしい納得のいくプレーで、締めたい」と、気合いを入れ直していた。

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