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マンシングウェアオープンKSBカップ 2002
「自分のゴルフを、一歩一歩」
森田は、昨年のファイナルQTで失敗(150位)し、今季の出場権はないが、出来る限り場数を増やそうと、奔走している。
フジサンケイクラシックでは、マンデートーナメントから挑戦して、出場権をゲット。先週の日本プロは、大会独自に開いている予選会からの出場。
そして、今週は、先月9日に行われた予選会<ツアープレーヤーの部>で、トップ通過。今季3戦目にこぎつけた。
「昔から苦手」というパットが、この日に限っては絶好調。
4番では、10メートルものバーディパットを決めるなど、どんなチャンスも逃さない。
逆に、6番では、4メートルのパーパットを決めるなど、ピンチもしっかりセーブした。
「今日は、出だしの2番で、OK距離につけてバーディ。それでなんとなく余裕ができました」と、会心の1日を、振り返った森田。
積極的に、ツアーに顔を出すことで、少しずつ、自信も生まれてきた。
先週の日本プロ。初日、2日目を伊沢利光、手嶋多一とラウンドしたが、2人とも予選落ちしてしまった。
森田一人が、残り、
「こんなレベルの選手でさえ、調子が悪いと、予選落ちすることもある。そう思ったら、自分もなんだか、やれるような気がしてきて…」
今後につながる、大きな大きな、体験だった。
ただし、6アンダー、2位タイ発進にも、「明日パットが入らなくなれば予選落ちもありえる」と警戒心は解かない。
「欲はかかずに、自分のゴルフを一歩一歩」
まずは、確実に予選通過することが森田の優先事項という。
★ 森田徹
1969年12月17日、千葉県成田市生まれの32歳。13歳のとき、プロになる夢を抱いてゴルフを始めたが、成田高校卒業後、師匠の海老原清治に、「まだおまえにはその力はない。しばらくアマチュアで続けたら」とアドバイスされ、23歳まで、会社勤めをしながら、アマとして活躍していた。プロ転向は97年。今週で、ツアー通算出場10試合目になる。
この日マークした66はツアー競技では、ベストスコア。ちなみに先週の日本プロの予選会では、64の好スコアをマークして、難関を突破している。