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日本ゴルフツアー選手権イーヤマカップ 2002
「気合い、入ってます!」
今大会は、大会直前までの今年度チャレンジツアー各優勝者に、出場資格を与えている。
前週のPGAカップチャレンジに勝ち、滑り込みで出場権を得たのが大山雄三だ(=写真上)。
だが、その事実を知らず、試合が終わってみてビックリ。
「思いがけないご褒美をもらったみたいで…。心の準備ができてなくて、正直、ちょっと戸惑ってます」と照れ笑い。
昨年のファイナルQTで失敗した大山には、今季のレギュラーツアーの出場権がない。そのため、チャレンジ優勝で出場権を得た今大会が、今季初のツアー戦となる。
今季は、「きっぱりと気持ちを切り替え」チャレンジツアー1本でシード権を取るつもりだった。
「でも今週、こうしてチャンスを得ることができたので、ね。あまり入れ込みすぎず(笑)…気楽に、頑張りたいです」と、練習ラウンドに集中していた。
そのほか、チャレンジから今大会に勝ち上がったのは、4月のチャレンジツアー『後楽園カップ』で初優勝を飾った市原建彦(=写真中)や、6月のアイフルスプリングス優勝の広田悟(=写真下)など。
市原は、「僕は、どんな試合でもいいから、勝ちたい気持ちがある。この試合は、5年シードがかかるメジャー戦だけど、変に意識せず、いつもの試合と同じように挑みたい」と話している。
対する広田は、やる気満々。
先月のレギュラーツアー『タマノイ酢よみうりオープン』でV争いの末、2位タイに入り、賞金ランクも一挙に、46位まで急浮上しているだけに、「今週は、ちょっと…もう、まじで、頑張りますよ」と張り切っている。