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東建ホームメイトカップ 2003
今季初シード、矢野東が4位タイ
例年、オフはトレーニングでクタクタで、スイングチェックにまで手が回らなかっ た。 「でも今年は、身体のコンディションが抜群によくて。スイングを改造する余裕も あったんですよ」と矢野。 昨年の今大会で5位に入り、前半戦の早いうちに、初シード入りが決められる、とた かをくくっていた。
しかし、中盤からスタミナ不足で息切れし、最後まで、苦しめられた。それを反省材 料に、今年はアメリカで2ヶ月ものオフ合宿を組み、身体を鍛えなおした。 以前より、盛り上がった胸の筋肉は、ポロシャツの上からでも伺い知れる。ひとまわ り逞しくなって、“シード元年”を迎えた。
今年、内藤雄士コーチと取り組んだ課題は、「あまりコックを使わずに、あげたのを そのまま下ろしてくるイメージで」。ダウンスイングでタメすぎるクセも、修正し た。
「おかげで、今日は大きなミスもなし! 良いスタートが切れましたね!」
今年の目標は、「トップ10入り10試合」だ。「そうすれば、おのずと優勝争いもたく さんできる。強くなるためには、もっと上でゴルフをしないといけませんね」 このまま上位に踏みとどまって、今季第1戦目で、さっそく目標をひとつ、クリアし ておくつもりだ。