今大会最終日の8日日曜日、大学の関係者など約500人が集まって、祝勝会を開いてく れることになっている。5月の中日クラウンズで初優勝をあげた星野は、名門・東北 福祉大学から誕生した初のツアーチャンピオン。地元ファンの喜びは、本人以上だ。
デビュー直後はそんな周囲のあまりの期待の大きさに、一時は、押しつぶされそうに なった時期もあったが、「今週は、いつも応援してくれる人のために精一杯のゴルフ をしたい、という思いで一杯です」今の星野には、それを全身で受け止める余裕もあ る。
「中学3年から出場している」という今大会は、「慣れ親しんできたからこその難し さがあった」と、アマチュア時代から数えて6度目の出場だった昨年大会で、ようや く初の予選通過（19位タイ）。「去年はじめて、つかんだ部分があった」と、表蔵王 の攻略法もほぼ、掴みつつある。
今年は、両親が大応援団を引き連れて応援に来てくれる予定だ。「日曜日のパーティ のこともあるし、今週は絶対に予選通過はしたいです」と最初はちょっぴり控えめ に。しかし最後にはキッパリと言い切った。「ひとつ勝ったら、あとは上る一方だと 信じてる。今のまま頑張っていれば、きっとそのうちまた優勝ができるはず」ツ アー2勝目が、地元開催の今大会なら最高だ。

• 星野 英正