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日本オープンゴルフ選手権競技 2003

例年よりラフは短いとはいうものの、随所にコースの罠が・・・

現在、ラフの長さは100ミリ前後。120ミリを越えた一昨年前(埼玉・東京GC)と比べ ると、それほど、 長いとはいえないが、しかし、今年の日本オープンは、目に見えない罠が随所に隠さ れている。

まず、コースの特徴でもあるフェアウェーの野芝。葉先が、長めでしかもばらつきが あるため、ボール をクリーンに打てないと、フェアウェーからでも、フライヤーが起きたり、距離感が 合いにくい。

加えて、フェアウェーに大きなうねりがあるため、ボールが落下してからのキックの 具合では、「たと えフェアウェーに打っても、場所によってはラフまで転がってしまう可能性もある」 (伊沢利光)のだ。

現在、速さをあらわすスティンプメーターは11フィート半、硬さを示すコンパクショ ンは11.5のグリーン上もくせものだ。華厳の滝を源流にした大谷川の川床に作られた コースのため、上流から下流へ全体に2パーセントの高低差があり、それが目の錯覚 を起こさせるのだ。グリーンの傾斜を読みきるのが難しく、パッティングに微妙な影 響を与えるおそれがある。

トップアマとトッププロが集う大舞台。そのフィールドもさることながら、セッティ ングも日本一の難 しさとされる今大会で、今年、ビッグタイトルをつかむのは誰だろうか。

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