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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2003

98年、00年大会チャンピオン、佐藤信人

その年4勝目、ツアー6勝目をあげた2000年大会。この年は、片山晋呉、谷口徹 と最後まで賞金レースを繰り広げ、ツアーを盛り上げた。
98年は、尾崎健夫とのマッチレースを、00年大会では、宮本勝昌を逆転で下した。佐 藤と、袖ヶ浦との相性は抜群、と思いきや本人にとっては、「けして好きなコースで はない」という。

その中で大会2勝をあげることができたのは、「やはりパッティングですかねえ・・・」 と振り返る。「2回とも、信じられないほどボコスコ入りまくりましから」。

ここ袖ヶ浦は、ツアーでも数少ない高麗グリーンだ。過去2勝とも、ショットはそれ ほどでもない状態ながら勝つことができたのは、目の強い芝を読みきって、打つこと ができからだった。
今年は、そのパッティングに不調を訴えている。イップスのような症状になり、先月 は、プロ人生初めてという中尺パターをバッグに入れて、戦った試合もある。

「いまはあのときほどひどくはないけど、今度は大改造中のショットがいまいちで ・・・。ゴルフってほんっと、かみ合わないもんですねえ・・・」とため息。

この日水曜日の袖ヶ浦は、土砂ぶりの雨。夕方になっても降り止まない雨に、とうと う、コースそばの屋根がある練習場に場所を移し、「調子が悪いのと、優勝はまた別 物。こうしていれば、いつか運気が向くかもしれないし」井上透コーチとの二人三脚 でひたすら球を打って、本戦に備える佐藤だった。

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