Tournament article
ダンロップフェニックストーナメント 2003
シード奪回をほぼ決めている川岸良兼が3番でホールインワンを達成
シード奪回をほぼ決めている川岸良兼が3番でホールインワンを達成
180ヤードの3番パー3。思ったより、ドローがかかってしまった6アイアンでのティショットは、「あん まり、左へ行かないで!」と、願いをかけたおかげだろうか。ピン手前にひとつ、軽くバウンドしたボ ールは、そのままカップにス〜っと、吸い込まれていった。
試合では、自身初のホールインワンを達成。フェニックスリゾート、住友ゴム工業、毎日放送の主催3 社からご褒美の50万円を贈られて、笑顔満面の川岸。「・・・でもあんまり周りには言わないで。だって みんなに、おごらされちゃう!」などと、冗談を言える余裕も出てきた。10月の日本オープンで4位タ イ、3週前のABCチャンピオンシップでは、8位タイ。今季これまで約1500万円稼いで、賞金ランクは62 位。2001年から失っていたシード権の奪回を、ほぼ決めている。まだ、完全復活にはほど遠いかもしれ ないが、ひとまず足がかりを作った安堵感が滲み出ている。
主催者推薦での出場権を手に入れた今大会。初日は快挙達成にも助けられて、12位タイスタート。今週 は、チャンスと運も生かして、さらなる上昇といきたいところだ。